賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社関係文書(NDL所蔵)

斎庭之穂 - 翻刻

斎庭之穂 - ページ 46

ページ: 46

翻刻

【右丁】  可相及也係る大益を目の前に差置手を空しくせんは  神慮如何と恐怖仕候也扨表題 斎庭之穂(ユニハノイナホ)と相号け候  所以は神代の昔商皇産霊尊大己貴命之改心之節  給はり候稲穂之古事にて近く申候時は清浄なるたべ  ものと申事に御座候然るに驕奢増長之世の中にて  下々不浄之食物は神慮に不相叶候故に天変地妖も  有之候事と奉存候猶米金等分之古制に復し候上は  斎庭之穂と可相成候乍恐此趣意御取持相成候時は四海  困窮之憂ひ除き御心配之廉には科戸の風の天の金  雲て吹払ふ事の如く之て御代の長久は際りしるへからす 【左丁】  奉万歳祝候故に斎庭之穂と題して天下太平の  御祈祷を希ふものならし   癸卯十月日     梅辻飛騨守謹上