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そのゝちくはうこうかすゐのはまと申
所につき給ふくはうこうらうしんをめし
て仰けるはしんら白さい【新羅百済】のてきをは
なにとしてほろほすへしとの給へは
らうしん申やう是よりにしにしかの島と
申ところにあんとんのいそらと申もの有
かれをめしてりうくうへつかはしかんしゆ【干珠=海中に投げ入れると潮を引かせる霊力を持つといわれる珠(たま)】
まんしゆ【満珠=海に投げ入れると潮が満ちる呪力があるという珠】と申二ツの玉をかり給はゝかの
くにしたかへんことやすかるへしと申さて
くたんのわらはをなにとしてかめすへき
と仰ける是人申さくこのわらはせい
のう【細男】と申まひをことにあひし侍る也
此まひをはならまひとも申此まひをは
誰人かまふへきやと仰けれは此らう
人まはんとてかい中にふたいをはり
てすなはちまひすまし侍けりこのふ
たい今にいしとなつて侍りき