翻刻
その時くたんのいそらこのまひに
めてゝふねにのりてふたいちかくそ
きたれるくはうこうらう人をめして
かの玉の事なんちいつく申へきとお
ほせけれはその時是人いそらにむかつて
申さくなんちしらすや日本のこくわう御
ほんいをとけ給はんために今しんらはく
さいへわたらせ給ふ日ほんのうちに有なから
こくわうのおほせをはいかてそむき申
へきはやく御ちからとなりてりうくうに
ありける二ツの玉をかりてたてまつるへ
へしといひけれはいそらかしこまつて
さらはとてかへりぬつきの日かのふたつ
の玉をもちてまいりくはうこうにた
てまつるそのときくはうこう
御よろこひは
かきりな
し