翻刻
【右丁】
一種 なんきんかわほね
葉(は)小(ちいさ)く莕菜(けうさい)《割書:あさ|さ》に似(に)て花(はな)小なり
【左丁】
一 説(せつ) 睡蓮(すいれん)《割書:集解時珍|引北戸録》 これん《割書:大和|本草》 ひつじぐさ
瑞蓮花(すいれんくわ)《割書:嶺南|雑記》 睡蓮花(すいれんくわ)《割書:同|上》 朝日蓮(てうじつれん)《割書:赭鞭|録》 午時蓮(こじれん)《割書:花暦|百詠》 金銀蓮(きんぎんれん)《割書:八種|画譜》
池沢中(ちたくちう)水の深(ふか)き所(ところ)にあり宿根(ふるね)より生(せう)す葉(は)は莕葉(けうやう)《割書:あさ|さ》に似(に)て大に稍(やゝ)紫色(むらさきいろ)を帯(をぶ)茎(くき)至(いたり)
て長(なか)し夏秋(なつあき)の間(あいた)花(はな)あり十二 弁(へら)にして外(そと)の四 弁(へら)は淡緑色(うすみとりいろ)内(うち)の八 弁(へら)は白(しろ)色なり未(ひつじ)の刻(こく)水上
に出(いで)て花(はな)を開(ひら)き日(ひ)入(いり)て水中(すいちう)に入(いる)鬚根(ひげね)なり
一種 ネイムハ《割書:羅|甸》 プロムペンウアトルレリーン《割書:荷|蘭》
物印忙(うへいんまん)に載(のす)る所(ところ)の物(もの)
【版心の中央部】
睡蓮