翻刻
【右丁】
海蘊(かいうん) もづく《割書:和名|鈔》 もうそく《割書:京》
四国(しこく)及(およひ)志州(ししう)尾州(びしう)諸国(しよこく)の海中(かいちう)に産(さん)す毛髪(け)の如(こと)く
長さ一二尺にして小枝(こえた)あり緑色(みとりいろ)にして黒色(くろきいろ)を
帯(を)ふ粘滑(ねんくわつ)なり
【左丁】
海帯(かいたい) ぼんめ《割書:奥|州》 ほそめ《割書:南|部》 みづわかめ《割書:仙|台》
奥州(わうしう)南部(なんぶ)の海中(かいちう)に産(さん)す闊(ひろ)さ
一寸 許(はかり)甚長(はなはたなか)し日乾(につかん)すれは白粉(しろきこ)
を生(せう)す塩気(しほけ)ある故(ゆえ)なり
【版心の中央部】
海帯 裾帯菜【注】
【注 「裾帯菜」:目次(コマ4)、コマ26では「裙帯菜」。両方ともワカメのことを指すという情報有。】