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【上段】
○こい茶(ちや)呑やうは茶わんを左りの
手にすへ右の手 添(そ)へのむべし
右の手ゆびさき茶わんより出ぬや
うにそへてのむへし
○茶わん茶のみしまひ茶わん
みて下座より上座へ茶わんを
持(もち)参る上座より亭主(ていしゆ)へつかわ
すへし一同に礼をいたし候也
○人の前にてやうしをつかひ歯(は)
をせゝり舌をかきあらひ楊枝(やうじ)
をくわへて人に物いゝ又位なく
して大やうじつかふ事は
あしきなり
○茶の水を手足につかひ又手水
にてあしを洗(あらひ)なとし朝の手水
つかはず髪(かみ)もゆわすして人の
まへにいつべからず
○戸障子(としやうし)あらく立明する事
并にゑん板(いた)を足音(あしおと)たかくあ
るくべからす只ひそ〳〵と行べし
【下段】
中納言行平(ちうなごんゆきひら)
立(たち)わかれ
いなばの
山の
みねに
おふる
まつとしきかは
今(いま)かへりこむ