Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション2

BnF. Département des manuscrits. Japonais 328 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 328 - ページ 54

ページ: 54

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【上段】 白雲(はくうん)に乗(じやう)じてこくうに 失(う)せさせ給ふ行基(きやうき)仏勅(ふつちよく) にまかせ温泉(おんせん)の屈(くつ)にいた り泉府(せんふ)を封(ふう)し石像(せきぞう)の 薬師(やくし)を作(つく)り奉(たてまつ)り妙法(めうほう) 経(きやう)を書写(しよしや)し温泉(おんせん)の 底(そこ)にうつみ給ひ一 切衆生(さいしゆじやう) 諸病(しよびやう)めつしよと祈誓(きせい) をかけ加持供養(かぢくやう)にいたる をねんころに行(おこな)ひたまひ 末(まつ)世 衆生(しゆじやう)の病苦(ひやうく)を救(すく) はせ玉ふ ○一 乗院(しやうゐん)の御宇(きよう)正徳【注】 【下段】  源重之(みなもとのしげゆき) 風(かぜ)をいたみ  岩(いは)うつ なみの をの れ  のみ   くだけて 物(もの)を   おもふ比(ころ)かな 【「一乗院」は「一条院」の誤ヵ。「正徳」は「正暦」又は「長徳」の誤ヵ。和泉式部が有馬温泉で歌を詠んだ年、年齢は不明。】