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コレクション: 稗史叢を読む

稗史鈔 - 翻刻

稗史鈔 - ページ 113

ページ: 113

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三庄大夫 《割書: |二《割書:能の狂言ことばの序ありまじめな|三庄大夫の物かたり也》》  《割書:一陽斎画|桜川慈悲成写》【山桝太夫物語】 一富士二鷹三茄子 《割書: |三》  《割書:芝 桜川杜芳作|  政よし画》【忝茄子】【コマ47-48】 小はやしの三男だいのねぼう故あだなをあさいねといふお大名のふと ころ子也ちとおろかなるおむまれにて島めぐりをせんとのたまふに御けらい とめ申ても聞給はねは御からう考へてお庭うちまたはお下やしきを島めくりの もやうにする事女ごしまにうつゝをぬかし給ふおかしみなとおもしろくめづらし キ 跡目論虚実物語 《割書: |三》   《割書:桜川杜芳作|政のぶ画》【跡目論嘘実録】 にた山将げんと云代々いみしき弓馬鹿のおん家ある時たかかりに出て雨にふられ 百姓のむすめおてうといふを見そめておめかけにめしかゝへ給ふ百姓やにておてうが折ふし 菜(ナ)をそろへて居たれは其花の名とむすめの名も問はせ給ふ時に「てうはなたね の花しらすと うたの心てこたへけるもおかし道潅のやつし也将けんとのこのおてう をてうあひしいん酒にふけり世を去り給ふおてふくわいたいにてとのさまのご病死 後に御男子生れそれより一味の御家来□りておくさまのお子のわかとのをなき ものにしてわか子を世つきになせんとするわるだくみ仙台萩のやつし也 時代ものにしやれをませてかきたりおそ川首尾の介かしもとじやまな宗全 立あひのひや□定物【ひやう定物】もあり悪がたいき杉多もん実かた【実方=実事師】の本田筋右衛門に切つ けるに筋右衛門とがむればコリヤア茶ばんのしくみたといふしやれおそ川かしもととの【との、衍字か】其 時に茶ばんならはいきつぎのゆをのませんと後見めいた茶にこじつけが大 ぎり打たし《見せ消ち:なり|》大笑ひ〳〵【おそ川首尾の介/梶本/じゃまな宗全/いき杉多聞/本田筋右衛門、それぞれ人名/大ぎりは最後の幕/後見は黒子みたいなやつ】 熊 谷(ガヘ)安左衛門 《割書: |三 村田や板》  《割書:鳥居清信筆|同 清満》【熊谷稲荷大明神ゆらい】 巻首に云 熊谷稲荷大明神ゆらい 越前の国朝倉中納言義景公につかう遠江守山本図書 武了(タケノリ)武定と伝り其末孫 山本一中武頼わけ有て浪々の身となり江府へ下り名を改め熊谷安左衛門と号す先祖 ゟ稲荷勧請有に付随ふ野狐宗林宗房宗弥今其宗弥越中の国ゟ此地へ下り 熊谷氏に相随ひ諸人に利益有て地内に勧請あり猶又浅草寺町本法寺は安左衛門菩提所 なるによつて存命の内自ら一つ守を以て右稲荷を勧請あり日々に利益まし〳〵て宮諸 建立有并熊谷安左衛門墓所宮の辺可有也伝聞きし事利益のため左の如く 絵にあらはし侍而」熊谷いなりの事をまじめにかきたるものなり 巻中に