翻刻
付(つき)居(を)る枝へ自由(じゆう)に手(て)の行(ゆく)やうにこゝろ(こゝろ)がけ木作(きつく)り
すべし又 大木(たいぼく)を伐(きり)たる跡(あと)へ出(いで)たる若木(わかき)数(かず)多(おほ)く出て
よし
○蟻(あり)を去(さ)るにはところてんの葉をにとかし
木の元(もと)にかけ置(をく)べしありうせるなり
○ほら貝(かい)ふく時(とき)は至(いたつ)て嫌(きろ)ふなり又 太鼓(たいこ)鐘(かね)何(なに)にてもなり物をきろふ
○麝香(しやかう)のきを大に嫌(きろ)ふゆへにほひ袋(ふくろ)すべて
虫(むし)くすりを悉(こと〳〵)く忌(いむ)なり山まゆを家近(いえちか)くにて
飼(かう)ときは魚るいを焼(やく)けむりのあたらぬやうに心付べし
○外(そと)へ出し三日四日のうち諸(もろ〳〵)の蜂(はち)をこゝろつけ
【左帖、図中】
白き糸(いと)をはり
てよし又 白(しら)
紙(かみ)のひら〳〵
つけて
よし
四方十文字(しほうしうもんじ)に
ふる網(あみ)をはりてよし木の
たけより上へ
はるべし
下はあき
てもよし