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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 22

ページ: 22

翻刻

○今 s全(しぜん)山に生ずる繭(まゆ)を取 後(のち)に教(をしゆ)るごとく 女の手業とせは民家(みんか)の重宝(てうほふ)ならん   立木へ移(うつ)すに虫の付 居(い)る枝(ゑだ)をゆひ   つくれは即時(そくじ)に枝ことにうつるなり   如此(かくのことく)糸円(いとまる)くなり   いるなりゆへ   虫(むし)のふんと   みるべし       糸末   糸口   ふんを二ツ   にきれはかく   のことく此所   糸(いと)なり ○野飼(のかい)は桶飼(をけかい)土間飼(とまかい)とちがひまゆ三割(さんわり)も少(すくな)し ○山林(さんりん)に野飼(のがい)いたし候 節(せつ)春(はる)のめを喰(くひ)し五月 上旬(ちやうじゆん) より中旬(ちうぢゆん)ごろに繭(まゆ)かける故六月 土用(とよう)め出(いづ)る ゆへ木(き)に少も障(さわ)りなし ○野飼(のかい)の節(せつ)風雨(ふうう)の障(さわ)りなし又しほ風も不嫌(きらわず) 餌葉(ゑは)多(おほ)くして土気(どき)有(ある)ゆへ也     土砂(つちすな)を嫌(きろ)ふ事(こと) ○虫(むし)のはらの中(なか)にて生(しやう)ずるより糸(いと)なりその 糸(いと)図(づ)の如(こと)くある故に土砂(つちすな)を食(くら)ふ時(とき)は糸の内へ廻(まわ) り夫(それ)より糸そんじ虫 落(をつ)るなり土を食(しよく)せし 外(ほか)蚕(かいこ)を見(みる)べし糸の内へ土のとゞまる所(ところ)より虫