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コレクション: 養蚕の書

山繭養法秘傳抄 - 翻刻

山繭養法秘傳抄 - ページ 25

ページ: 25

翻刻

やぶれ死(し)すなり故(ゆへ)に枝(ゑた)立替(たてかへ)の節(せつ)も筵(むしろ)をしき 土の上に置(をく)べからず餌(ゑ)に土(つち)けあらばよく 洗(あらふ)て桶(をけ)へ立(たて)べし譬(たとへ)ばぬれたる 【図】 繭(まゆ)枝(ゑだ)とも にとり縄(なわ)へ かけたる図(づ) 信州(しんしう)上州(じやうしう) 辺(へん)にて外 蚕(かいこ)を飼(かい)立 る籠(かご)のこ とし 【左帖本文つづき】 白絹(しらきぬ)を土(つち)へ落(おと)したる如(ごと)くにてかんがえ見(み)るべし     繭(まゆ)をかけ取(とり)入(いる)る事(こと) ○繭かけ五 日(か)程(ほど)過(すぎ)枝(えだ)ともにとり図(づ)の如(ごと)く縄(なは)を 張(は)りかけ置(をく)なり十 日(か)十一 日(にち)も過(すぎ)て葉(は)を除(のぞ)き図(づ) の如(ごと)く平(たひらか)なる篭(かご)に壱ツ宛(づゝ)ならべ別(べつ)の家(いゑ)にて 煙(けふり)当(あた)らぬ処(ところ)に置(をく)べしまゆ懸(かけ)しより凡(およそ)日数(ひかず) 廿五 日頃(にちごろ)よりてふ出(いづ)るなり外(ほ [か] )蚕(かひこ)と違(ちが)ひてふ出(いづ)る 日限(にちげん)多(おほ)し此節(このせつ)より出始(ではじ)め立春(りつしゆん)より弐百十 日(か) ごろ又は所(ところ)により八月ひがん時分(じぶん)までも出(いづ)る也(なり) ○少(すくな)き時(とき)は上(うへ)によしずを懸(かけ)るなり多(おほ)き時(とき)は 表(おもて)の障子(せうじ)を張(はり)かへ置(をけ)ば蝶(てふ)不残(のこらず)舞(まひ)付(つく)なり尤(もつとも)朝(あさ)