翻刻
し□□におく□
はんやは【?】ん
はりに
かのは
けもの
ともいてきたりて
すてにあやうく
みへしにやけんほり
のふとうのかた
より
このひかりさすと
ひとしくたみかうち
のかへ【壁】に春章【勝川春章】か画かき
しふさま【? 絵は歌舞伎の「暫」】のゑぬけいて
はけものをさん〳〵
おつちらす【おっ散らす=追い散らす】
【……が書いた××の絵が抜け出て化物をさんざん追い散らす】
【右ページ中ほど】
これもふそう【ふそう or ふそし にしか見えない。意味的には不動でないとおかしい】
さまのおかけ
【右ページ下】
おそろ
しや
〳〵
おや〳〵
ふしき
な事
た
あの
き【?】めゑ
か出た
は
【左ページ】
せりふ
当世見番艮席芸(とうせいけんばんこんせきげい)
道しいのこかけやしゆ【?】
ひのまつ【川?】大川ばし
をこぎはなれ
まつさきかけて日は
めぐりやかさい太郎【葛西太郎、川魚料理屋】が
名代のこひ魚と情とたて【鯉魚・ドジョウを別の言葉とかけている】
ひきとみすしのいとのちり
とつてんてん〳〵まいする
ばけものめらおのれ
いのちの三下り われら かしうちの【我等が仕打ちの】
大さつま【大薩摩節、荒事の伴奏音楽】
いでもの
みせん
と
いふまゝ
に
【壁のおふだ】
春□【春章と書いたつもりであろう】