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コレクション: コレクション3

種痘弁義 - 翻刻

種痘弁義 - ページ 11

ページ: 11

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シ夾雑ノ症アルハ。稀踈ト雖𪜈佳苗ニ非ス。其痘 素ヨリ紅活ニシテ。能ク起脹シ。灌漿モ濃ク。結痂 モ厚ク。脱落シテ後其痕モ亦紅潤ニシテ。自然光 沢ノ意アルハ。コレ天地陰陽ノ正気ヲ得タルナ リ。其痂皮ヲ取テ。直ニ銀壺ニ入レ。緊シク其口ヲ 蓋フテ。気ノ漏レザルヤウニシテ。清涼潔浄ノ処 ニ置ベシ。若シ熱ニ遇バ気洩レ。汚穢ニ触レバ気 清カラズ。日久シケレバ気薄シ。此ヲ貯ルヿ冬ハ 三十日。春ハ二十日。夏ハ五日。秋ハ十五日ト云ヿ。 種痘新書。臨症指南等ニ。見ヘタレ𪜈。大概ノ日数 ナリ。其時ノ寒暖ニ因テ斟酌スベシ。只苗ハ新ヲ 貴ブ。新潤ナレバ気盛ナリ。陳久ナレバ気薄シ。甚 旧ナレバ気脱シテ。種レ𪜈発セズ。   天時 種痘ハ天時ヲ得ルヲ第一トス。時節ハ十一月冬 至ノ頃ヨリ。三月清明ノ頃マデ。凡ソ百日余ノ間 ニ種ベシ。其中ニテモ。正月下旬ヨリ。二月中旬マ デヲ。尤モ宜シトス。若又暖ナルベキ時反テ寒ク。