東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 1

女源氏教訓鑑 - 翻刻

女源氏教訓鑑 - ページ 4

ページ: 4

翻刻

【右丁 上段】     【右丁 下段】  遠保帰帆(えんほのきはん)         山市晴嵐(さんしのせいらん) 風むかふ           松(まつ)たかき  雲(くも)のうき           里(さと)より      浪(なみ)         上(うへ)の峯(みね) たつと              はれて   見て            嵐(あらし)に 釣(つり)せぬ             しづむ    さき             山もと      に             の  かへる               雲(くも)   舟(ふな)人          江天暮雪(こうてんのぼせつ)          瀟湘夜雨(しやう〳〵のよるのあめ) 芦(あし)の葉(は)に           船(ふね)よする                         かゝれる             浪(なみ)に    雪(ゆき)も           こゑなき ふかき               夜(よる)の雨(あめ)    江の            苫(とま)より みぎはの              くゞる  色は夕べ            しづく   ともなし            にぞ                  しる 【左丁】  洞庭秋月(とうていのあきのつき)         漁村(きよそん) 秋に                夕照(せきせう)  すむ             浪(なみ)の色(いろ)や   水すさ               入日の ましく              跡(あと)に    さよ             猶(なを)見え   更(ふけ)て                て 月を              磯際(いそぎは)   ひたせる              くらき おきつ              木(こ)がくれ  しら浪(なみ)                 の里(さと)  遠寺晩鐘(えんじのばんしやう)          平沙落雁(へいさのらくがん) 暮(くれ)かゝる            まつあさる  霧(きり)より             あしべの友(とも)に     つたふ            さそはれ かねの音(ね)に                 て   遠方(をちかた)             空(そら)      人             ゆく みち   も                 かり  いそぐ             また     も   なり              くだるなり 【頭部欄外に横書き】 唐土瀟湘八景(もろこししやう〳〵はつけい)