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翻刻
【155】久寿元年二月十五日法皇/微福(びふく)門院/御同車(ごどうしや)にて鳥羽
の車殿より勝光(せうくはう)門院へ御幸有て庭の桜を御覧せら
れけり先阿弥陀講を修せられける法皇少納言
入道/信西(しんせい)を御使にて御歌を内大臣新大納言等に給
はせけり檀紙(だんし)に書てさくらの枝に付られたり内
府に給はせける御歌
心あらは匂ひをそへよさくら花
のちの春をはいつかみるへき
大納言に給はせける御歌
各御かへしをよみてもとの枝に付て奉ける内府
【柱】古今巻五 〇十