翻刻
【右丁】
牛(うし) 《割書:周-礼 ̄ニ謂(イフ)_二之(コレ) ̄ヲ|大-牢(ラウ) ̄ト》 特(ことい) 《割書:牡牛(おうし)なり首(かしら)三 角(かく)なり|角(つの)に替(かわ)り有》
史-記 ̄ニ為(ス)_二 四-蹄(テイ) ̄ト_一 仕立(したて)下にわうどぬり合(あわせ)黄土(わうと)総(そう)【惣】
純色 ̄ナルヲ曰 ̄ヒ_レ犧(キ) ̄ト黒(クロキ) ̄ヲ𤚎(イユ)ト云(イフ) くま朱(しゆ)ずみくま
白(シロキ)ヲ㹊(カク)ト云(イヒ)赤(アカキ)ヲ𤙡(セイ)ト 朱(しゆ)ずみうすゞみふがき
云 ̄ヒ駁(マタラ)ヲ曰(イフ)_レ犂(レイ)[ト]鐶(サ)-眼(メ)-牛(ウシ) つらむねうすゞみくま
黄(アメ)-牛(ウシ) 牡(ヲナル)-者(モノ) ̄ヲ曰(イヒ)_レ牯(コ) ̄ト曰 ̄ヒ_レ特(トク) ̄ト
曰 ̄ヒ_レ犅(カウ) ̄ト曰 ̄フ_レ㹍(テキ) ̄ト 牝(メナル)者 ̄ヲ曰(イヒ)_レ㸺(サ) ̄ト【沙+羊は誤】
曰(イフ)_レ牸(ジ) ̄ト
若牛(わかきうし)は角(つの)長(なが)さ三四寸
光(ひかり)なし歯 色(いろ)黄(き)色なり
老牛は角(つの)に光(ひかり)ありて
歯(は)白(しろ)し諸獣(もろ〳〵のけもの)瞳(ひとみ)棗(なつめ)
の形(かたち)也牛は瞳(ひとみ)竪(たて)に
卵(たまご)の形(なり)にて横(よこ)にせず
虎(とら)猫(ねこ)も亦(また)竪(たて)にす
【左丁】
牛(うし)は歯(は)下(した)にありて上(うへ)に
なし耳(みゝ)聾(しい)して鼻(はな)を
以(もつ)てきく耳(みゝ)の形(なり)枇杷(びわの)
葉(は)の如(ごと)く馬蹄(ばてい)は円(まとか)に
而(して)牛(うしの)蹄(ひづめ)は坼(さく)なり
馬(むま)起(たつ)ときは前足(まへあし)を先(さき)に
し臥(ふす)ときは後足(あとあし)を先(さき)
にす陽(やう)に従(したがふ)ゆへなり
牛(うし)は起(おきる)則(とき)は後足(あとあし)を先(さき)
にし臥(ふす)ときは前足(まへあし)を先
にす陰(いん)に従(したが)ふ故(ゆへ)なり
雨(あめ)前(まへ)には輪(わ)に臥(ふ)す
牛は出雲国(いづものくに)を最(さい)上と
す但馬(たじま)牛は頭(かしら)角(つの)間(あいだ)
𩭈(かづら)毛(げ)なし角(つのゝ)間 広(ひろき)良(よし)
牡牛(おうし)は足(あし)重(おもし)牝牛(めうし)【「あ」は誤】は足(あし)軽(かるし)
【絵の説明】
舌(した)にくしき