翻刻
【右丁】
駝(だ) 《割書:状(かたち)馬(むま)の如(ごと)く頭(かしら)竜面(りやうのつら)|のごとく羊(ひつじ)に似(に)たり》
項(くびすぢ)長(なが)く耳(みゝ)垂(たれ)て獒(とうけん)【注】の如(ごと)く
口(くち)大に眼(めの)中 光(ひかり)あり
背(せな)に肉峯(にくほう)有て
鞍(くら)のごとし
形(かたち)毛色(けいろ)蒼褐(あをくろちや)
黄紫(きむらさき)の四品(しひん)あり
爪(つめ)は四 甲(かう)なり
諸獣(しよじう)に異(こと)なり
爪(つめ)に数種(すしゆ)あり
勾(まがる)爪(つめ) 竜(りやう) 猊(しゝ) 虎(とら) 猫(ねこ) 熊(くま) 鷹(たか) 烏(からす)
中 篇(すち)をかく事 面(おもて)
【爪の図四種】 まるきを見せん
ためなり
蹄爪(ひづめ)【図二種】四蹄(してい) 甲爪(かうづめ)【爪の図一種】
【注 字面は「敖」だが意が合わず。「獒」に「猛犬の意があるので下部の「犬」が脱落したものと思われる。】
【左丁】
能(よく)泉源(せんけん)水脈(すいみやく)風候(ふうこう)を知(し)る
凡(およそ)伏流(ふしながれ)て人の《振り仮名:所_レ不_レ知|しらざるところ》
駝足(だあし)を以(もつ)て踏(ふむ)処(ところ)
即(すなはち)《振り仮名:得_レ之|これをう》