翻刻
【右丁】
鹿(ろく)《割書:かのしゝ|しか|さをしか》 《割書:状(かたち)馬(むまの)身(み)羊(ひつじの)尾(お)頭(かしら)側(ほそなが)して長(なが)く高(たかき)脚(あし)にして環(まがれる)角(つの)あり|大(おゝき)さ小 馬(むま)のごとく黄(きなる)質(かたち)白(しろ)斑(またら)牝(め)は角(つの)なく小にして》
無斑毛(まだらげなし)黄白(きしろ)の毛(け)色(いろ)雑(まじ)る夏(なつ)は背(せな)赤(あか)く毛(け)みぢかく冬(ふゆ)は背(せな)黄色(きいろ)
にして毛(け)長(なが)し觜(くちばし)細(ほそ)く口(くち)小にして耳(みゝ)長(なが)く眼中(めのうち)蒼色(あをいろ)青目(あをめ)と云(いふ)
鼻(はな)をふいごと云 首筋(くびすち)をうづらくびと云平 額(ひたい)角(つの)もと角座(つのざ)あり
角(つの)の又(また)を一の草(くさ)かり二の草(くさ)かり
あまの草(くさ)かりあめさつちと云(いふ)
名(な)あり背(せな)黒(くろ)き筋(すぢ)尾(お)に至(いた)る
尾(お)のうら白(しろ)く
あるひは黒(くろき)文(もん)有(あり)
ふくら尾(お)と云
尻(しり)は大に
色(いろ)白(しろ)く
足(あし)ほそく
腹(はら)大きなり
【左丁】
仕立(したて)下(した)黄土(わうとの)具(ぐ)ぬり
合(あわせ)黄土(わうど)にて背(せな)よりくまどり
朱(しゆ)ずみにて文(もん)をよけくま取(とり)
中へごふんを付くまとり
朱(しゆ)ずみにて毛(け)がきをす
目(め)の中(うち)あいのぐぬり
あいろのくま
ひとみすみ
まぶちにくしき
朱(しゆ)のきめくま
腹(はら)ごふんくま
ごふん毛(け)がき
鼻(はな)爪(つめ)すみのぐ
すみかすり
あいろをかくる
角(つの)わうどのぐ
ぬり
朱(しゆ)ずみつゝき
先(さき)ごふんくま