翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

畫本野山草. [1] - 翻刻

畫本野山草. [1] - ページ 12

ページ: 12

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【右丁】 [白朮(びやくじゆつ)《割書:花夏ゟ|秋の末|まて咲》] 春(はる)より生(しやう)ず葉(は)はこはくさゝらあり鋸歯(のこぎり)ちいさく一 枚(まい)葉(は)有 三つ葉(は)有花 白(しろ)く亦(また)桜色(さくらいろ)有 台(うてな)に小(ちいさ)き魚骨(うをのほね)のごとくなり 葉のとりまきあり長(たけ)一二尺ばかり一名ををけらともいふ 【縦罫線】 [銀銭花(ぎんせんくは)《割書:朝露草(てうろさう)| ともいふ》]はなのかたちかうそのことく花は秋葵(かうぞ)より小(ちいさ)し いろ白青きうるみ色花 底(そこ)黒べにのきほひあり葉五つ出(で)三つて有 葉のきれ西瓜(すいくは)の葉に似(に)たり長一二尺ばかりえだもあり朝(あした)に ひらきゆふべにしぼむその次(つぎ)なるはな又朝にひらく秋葵(かうそ) の類也又 金銭花(きんせんくは)に似(に)たり六七月まではなさく 【縦罫線】 [蘭菊草(らんぎくさう) 《割書:七月より|八月まて花》] 葉 布袋(ほてい)きくに似てうすくひろしさき尖(とが)り ふちのまはりきれあり葉の間にだん〳〵くるま にさくはなにむらさきしろ二 種(しゆ)あり 【縦罫線】 [馬藺(ばりん)] 花のかたちあやめのごとし色(いろ)うすむらさき葉あやめ に似てすこしほそし三四五月まではなあり 【縦罫線】 [いちはつ]花に紫白二色有葉 日扇(ひあふぎ)に似(に)たり二月 末(すえ)花あり 【左丁】 [一りん草 兎葵(とき)《割書:二|月》  《割書:はな有》] 花葉ともに梅花草(はいくはさう)に似て小(こ)ぶり也しのだち一りんつゝ はなさく夏雪草(なつゆきさう)ともいふ此 少(すこ)し大ふりなるを一(いつ) 花草(くはさう)といふ梅花(ばいくは)草とははなのつきやうにちがひあり 【縦罫線】 [あやめ《割書:三四|月》 《振り仮名:𬞥蓀|けいそん》【注】《割書:花|有》] 花に白あり紫有ねずみ色あり咲わけあり白に 紫のうつり少(すこ)し有花也 蜀錦(しよくきん)あやめといふ又色紫 にて六えうありまたをきなあやめといふは葉しろにあを のうつりあり筋入(すじいり)あやめあり葉に白すじいる 【縦罫線】 [春透百合(はるすかしゆり)《割書:三四月|花さく》]夏(なつ)すかしよりはすこし色つよくかのこ少(すくな)し まるみ艶(つや)ありたちのびること二三尺はなのいろ黄あかく紅のく ま有花びら六 枚(まい)しへ六 本(ほん)さきに米(こめ)有色むらさきなり 【縦罫線】 百合(ひやくがう)有(あり)_二 三種(さんしゆ)_一。一名(いちめいは)檀香(たんかう)。百合子(ひやくがうみ)可(べし)_二烹(に)或(あるひは)蒸(むして)食(くらふ)_一_レ之(これを)。益(ます)_レ気(きを)。一(いち) 名(めいは)山百合(さんひやくかう)。子(み)可(べし)_レ食(くらふ)。花(はな)遅(をそきこと)一月(いちけつ)不(す)_二甚(はなはた)香(かうばしから)_一 一名 ̄は虎皮百合(こひひやくかう)能(よく)殺(ころす) _レ 人(ひとを)不(す)_レ可(べから)_レ食(くらふ)。都波(とは)不(さる)_レ知(しら)_二耕稼(かうかを)_一土(と)多(をゝし)_二百合(ひやくかう)_一。取(とりて)_二其根(そのねを)_一以(もつて)為(す)_レ糧(かてと) 【注 「渓」ヵ】 【[ ]内の文字は枠で囲まれている。続きの文章はその枠の下から始まる。ただし、三~四行目は二行目の下に、二十~二十一行目は十九行目の下に、二十九~三十行目は二十六~二十八行目の下に書かれている。】