翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

畫本野山草. [1] - 翻刻

畫本野山草. [1] - ページ 24

ページ: 24

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【右丁】 [とけいらん《割書:又沢ゑびね|草共いふ》]葉ゑびねのごとくにてみじかし はなのかたちゑびねに似てちいさしいろくろべに 葉のうへにほしさま〳〵いる白のほしいるもあり むらさきのほし入もあり水間(みづま)えびねとも小ゑびね とも沢ゑびねともいふなり四五月はなあり 【縦罫線】 [沢桔梗(さはぎけう)] 花ききやうに似てきれふかく葩長し色も桔梗に 同葉も同し高二三尺斗のび水より生す六七八月に花さく 【縦罫線】 [丁子草(てうじさう) 山挭菜(さんかうさい)【注】] 葉柳葉に似て花こんいろかたち丁子のごとく 小りん也葉の間にさく三月はなあり 【縦罫線】 [かたこ草 《割書:かたこ| ゆり》 旱藕(かんぐう)] 葉さゝ葉に似て花のかたちゆりのごとく色うす紅 なり万葉集(まんえうしう)のかたくりこれなりもちあつかふこと 久し芸花家(げいくはけ)にて初ゆりといふ二月はなあり 【縦罫線】 [眉(まゆ)はき草。秋あざみ 田(た)むら草《割書:二八月| 花さく》] 花葉ともにあさみに似て葉うすくはり なし花しの立(たち)のび小枝(こえだ)分(わか)れ卓散(たくさん)にはな 【左丁】 さく秋あさみといふ眉(まゆ)はきといふは秋あざみにかぎら ず春あさみをいふはなのかたち眉はきに似たり一 種(しゆ)葉あ つくきれふかくはなも又つねの秋あざみより大輪(たいりん)也 【縦罫線】 [くかい草]花のかたち虎(とら)の尾(お)のごとく色うす紫なり葉 くるまばにつきだん〳〵に葉出る五月はなさく 【縦罫線】 菊は秋より生(しやう)じて秋まで有 年中(ねんぢう)絶(たゆ)る事なし葉の徳(とく) 松(まつ)に似たり秋 草花(くさのはな)をとろふ比はな盛(さかり)にして冬に至(いた)りいよ 〳〵多し一名を菊としてよび名は多し又はなに大小有 先さしわたしかねさし一寸より以下は小りんとす小りんに二品有 五六分 已下(いか)は小(こ)りんとす一寸より二寸迄は中りん二寸より三寸迄 は大りん也三寸二分より小柄にあたるゆへ大の大三寸五分より 上は大の大大といふべし先(まづ)こゝにしるすは白(しろ)すいやうひ黄す いやうひ有大はんにや又黄大はんにやぬれさき又小りんの うち小せうじやう小がねめぬきせいけんしさきわけあるなり 【注 「山梗菜」ヵ。検索するとどちらの名称も出てくる。】 【[ ]内の文字は枠で囲まれている。続きの文章はその枠の下から始まる。ただし、九~十行目は八行目の下に書かれている。】