翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

畫本野山草. [1] - 翻刻

畫本野山草. [1] - ページ 9

ページ: 9

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【右丁】 [甘菊(かんきく)花《割書:花五六月より|十月まで》]葉(は)つねの菊葉(きくのは)の順(めぐ)り丸(まろ)し花(はな)の色(いろ)白黄(しろき) さかやき有菊也 高(たか)さ一尺(いつしやく)ばかり又(また)は四五寸斗(しごすんばかり)山谷(やまたに)に有(あり)野原(のはら)にも 有あぢはひ甘(あま)きを以て甘菊といふ菊児童(きくじどう)にあしらふも是(これ)なり 【縦罫線】 唐本草(たうほんさうに)菊花(きくくは)一名(いちめいは)女節(じよせつ)一名(いちめいは)女華(じよくは)劉蒙菊譜(りうもうがきくのふ)三十(さんじう) 五品(ごひん)又(また)三十二品(さんじうにひん)范石湖菊譜(はんせきこがきくのふ)七十二種(しちじうにしゆ)今(いま)不(す)_レ止(とゞめ)_二 一種甘菊(いつしゆのかんきくを)_一茎(くき)紫(むらさき)気(き)香(かうばしく)味(あぢはひ)甘(あまく)花(はな)深黄(しんくはう)単葉(せんよう)有(ある)_二粥膜衣(しゆくもい)_一 者(ものを)為(す)_レ真(しんと)取(とりて)_レ花(はなを)作(なし)_レ糕(もちと)并(ならひに)鹹烹(しほににして)飲(のみて)佳(かなり)又(また)有(あり)_二鴛鴦菊(えんわうきく)五月 菊六月菊_一陸亀蒙(りくきもう)有(あり)_二把菊賦(はきくのふ)_一曽(かつて)端伯(たんはく)以(もつて)為(す)_二佳友(かいうと)_一 【縦罫線】 [しらん《割書:三四月花咲|けいとも云》 紫(し)けい共云《割書:漢名(かんめう)》白及(はくきう)] 葉 黄蕙(わうけい)のはに似(に)てながくこはし花しのたち のびてらんのごとき本紫色(ほんむらさきいろ)の花さく花のうち 舌(した)あり同(をなじ)く紫いろに白き粟紋(なゝこ)すこし有あり又うすむら さき有うすけいとも紫けいともいふ又白けいといふ有花のいろ 白し一 種(しゆ)白に紫の咲(さき)わけ有葉ほそく長(なが)しつねの葉よりは小(こ) 【左丁】 葉(は)にして茎(くき)をまきだん〳〵に葉 出(いつ)る至極(しごく)見事(みごと)なり 【縦罫線】 [けまん草《割書:漢|名》  荷苞牡丹(かはうぼたん) 《割書:又》黄(き)けまん  漢名 馬芹(ばきん)] はなのかたちけまんのかたちだん〳〵につらなり 黄(き)けまん菊(きく)のかたちやぶにんじんの葉のごと しはなのかたちせいらんのはなに似(に)て色(いろ) 黄(き)なりけまんの名(な)あれともくさみしかく 別(べつ)にちがひありはな三四月まであり 【縦罫線】 [熊谷草(くまかへさう)《割書:花三月》 敦盛草(あつもりさう)《割書:花二月》] 花のかたち母衣(ほろ)のごとく色白く葉は款冬(ふき)の 葉に似(に)てこはくあつしまた敦盛草(あつもりさう)は 色(いろ)うす紅(べに)也葉さゝばなり花のかたち似(に)たり是(これ)其類(そのるい)漢名 莪朮(がじゆつ) 【縦罫線】 [ほたる草《割書:四月中|はな有》]葉 柳葉(やなぎのは)に似(に)てあつくつや有花ちいさく いろ本(ほん)るりそこ白しるりと白との間(あいだ)にあいべにのほし 入(い)りうちにほそきしへあり至極(しごく)見事なり蔓(つる)生(しやう) ず茎(くき)をふせ根(ね)をおろすほたるかづらともいふ又るり草(さう) とも玉(たま)かづらともいふたけ五六七寸ばかり谷(たに)にあり 【[ ]内の文字は枠で囲まれている。続きの文章はその枠の下から始まる。】