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【右ページ 右上】
ときしもいきな女のすがた見ゆるあついたの
まへおびしませいらつのちりめんのこそでに
うらはくろじゆすあいぎはうづらかわの
むく二《割書:ツ|》をついにかさねすそわたたつぷり
ゆうれいにしては▲
【右ページ 左上】
▲すそが
あり
いゝころな
としまで
子のねへつらは
さてはうぶめかといへば
おなかにたまるりそくさへ
やつきもまたでしちやのうち
ながれかんじやううたかたの
あはれはかなきかりぎにて
みへぼうものゝしだらなし
ひきずり女のまよひのもので
ごさんすついたけしゆばんはすそから
【左ページ 右上】
←ばかりあいぎは二つついのやうても
すそまわしばかりでくちわたの
にんぎやうじたてどうをおめに
かけたらきもがつぶれて目を
まわしなさらふうわきはみつものの
いろあげひるすぎと申たいがよるの
うし
みつごろ
これが
ほんの
きものの
おばけ
さといふ
しやらく
さいなる
ほど
きものゝ
おばけとは
よつほどこんたんした
いしやうづけもあだなり
やぼからぬばけもの
どんなつらか見てやらうと
いへばおこそづきんをとる
つむりはべつかうのばかしもの
かほはおばあおやつかな
とんだばけものだ〽なんと
きもつぶしかへじよせへのねへ▼▲
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▼▲よの中にんげんがおばけをきなさる
ならばけものははだかでにげます
〽それだからばけものより大
みそかゞこわいよ〽なぜへ〽はて
夜あかしだからばけものは
出めへが人のかほが
ながくみじかく
おつかなく
見えらア
なんと●
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大みそか
いふをだい
にして米酒
さかなみそ
すきをしゆかう
にしてばけて
【左ページ 右下】
見せねへかかけとりほど
こわいものはねへぜ
〽なんだいだがはけて
おめにかけや
せう
が
わつ
ち
が
こわ
か
らう
と
いふ
ゆゑ
なぜ
〳〵
といへは
わつ
ちやア
女の
かけとりさと
やつきとしてうせに
けるしやらくさいなるほど
女のかけとりはこわからふきて
だいを出したがなにが出るかと
にわをながめ〽なんどきか雪はしきりにつも
りけりとうろうを見れば風あり夜の雪と口ずさむ