翻刻
【右丁 文字無】
【左丁】
苔類
陟釐(ちよくり) かわもづく かわあをのり
江中 石上(せきしやう)に生し水流(みつのなかれ)に従(したか)ふ長さ三四寸より一尺 許(はか)り細(ほそ)くして毛(け)の如く緑色
なり
水綿(すいめん)《割書:時|珍》 あをみどろ
湖池(こち)の水中に生す糸線(しせん)をなさす但 綿(わた)の如し水を乾(かはか)し聚(あつ)めて薄(うす)くなす物を
筑後(ちくこ)の柳川(やなかは)より出す粉(ふん)白色に微緑(すこしみとり)を帯(を)ふ蘇恭(そけう)の苔紙(たいし)なり
【八行三字目「上」は「土」の上から書き直しているように見える】