翻刻
【右丁】
江蘺(こうり)《割書:集解李時珍|引張勃呉録》
をこ《割書:江|戸》 頭髪菜(とうはつさい)《割書:間情|偶寄》
海中に生す形 兎糸(とし)
子(し)《割書:ねなし|かつら》の如く赤黄
褐(うるみ)色 柔滑(しうくはつ)なり灰汁(あく)
にて煮(に)れは変(へん)して緑(みとり)
色となる食(しよく)用とな
すに足れり
【左丁】
石蕊(せきすい) はなごけ
山中 土石上(とせきしやう)に生す高さ三四寸 叢々(さう〳〵)枝(ゑた)を分ち生し粉白色 花蕊(くはすい)の
如し
一種 ひなたこけ
人家の茅屋(かやゝ)及ひ庭際(ていさい)の石上 日光(ひのひかり)の照(てら)す処に生す茎の頭(かしら)に深赤
色の花を着(つ)く
【版心の中央】
石蕊