翻刻
【右丁】
地衣草(ちいさう)《割書:大|明》
屋下(ゑんさき)簷滴(のきした)の処 青(あを)
苔(こけ)を生し雨後(うこ)日光
に照(てら)され地 裂(さ)け片(へん)
《振り仮名:々|〳〵》巻(まき)て上に向(むか)ふもの
なり此 釈名(しやくめう)の仰天皮(けいてんひ)
掬天皮(きくてんひ)又附方の停(てい)
水湿処(すいしつしよ)乾巻皮(けんけんひ)なり
【左丁】
垣衣(ゑんい)
垣牆上(かきうへ)に生
する苔なり
【版心の中央】
垣衣
【十行三字目「処」のルビ「し」は右上に横線が書いてある】