翻刻
【右丁】
ばつかり「イヤ/笑談(じやうだん)じやアねへよ。/助兵衛(すけべ)はそつと/引(ひつ)ぱりシツ〳〵トにらめつけ「な
にさそれはじやうだんだ/内実(ないじつ)はとつくに/見立(みたて)て/置(おき)やした「さやうならト/若(わか)いもの/先(さき)に
/皆(みな)〳〵/二階(にかい)へあがりおさだまりの/引付彼是(ひきつけかれこれ)ありて/既(すで)に/床納(とこおさま)り/手筈(てはず)の/通(とほ)り
すつばり/仕(し)すまし、とゞ/二度目(にどめ)の/床(とこ)となり/作蔵(さくぞう)の/相方(あひかた)は/白川(しらかは)という/新造寢(しんぞうね)る
が/早(はや)いか/乗(の)りかゝりひときは/見事(みごと)な/太陰茎(ふとまら)を/火のやうにしてつき付(つけ)れば/白川(しらかは)はマア
/待(まち)なましトおさへて/我手(わがて)につばきをつけ/押当(おしあて)かひて/入(いれ)させるにすこしきしんで
ぬるりトはいるに/其侭(そのまゝ)さつさトやりかける/酒(さけ)のかげんか/白川(しらかは)は/調子高(てうしだか)なる/鼻息(はないき)
にフン〳〵〳〵トすゝり/上(あげ)むしやうに/持上(もちやげ)る/上手者枕(じやうずものまくら)の/音(おと)がきし〳〵〳〵〳〵/隣座敷(となりざしき)は/一座(いちざ)の
〔花ノ五〕
【左丁】
/腎六枕(じんろくまくら)の/音(おと)と/鼻息聞付此相方(はないききゝつけこのあひかた)は/夜舟(よふね)とて/是(これ)も/同(おな)じく/新造(しんぞう)の
ねふいさかりを/御神酒(おみき)のかげんすや〳〵/寢(ね)入るをゆりおこしいかりきつたる
/厂高陰茎(かりだかまら)へつばきものして/入(いれ)かけるに/厂(かり)さきふちにつかゆるをやにはにぬつト
/押込(おしこめ)ば/夜舟(よふね)はびつくり/目覚(めさめ)る/心地(こゝち)とかくもぢ〳〵/更(ふけ)かねしがとつぱつ
してどく〳〵〳〵〳〵ハアもうどうもト/自鉄(じがね)のよがり/又其奧(またそのおく)は/助兵衛(すけべ)がこい川は
とうに/一番(いちばん)しまひ/早寢込(はやねこん)だる/相方(あいかた)の/作里(さくざと)が/寢顏(ねがほ)を見(み)て/二度目(にどめ)が
/気(き)ざす/腎張陰茎(じんばりまら)おへるをかゝへてうかゞふ/所(ところ)へ/隣座敷(となりざしき)の/腎六(じんろく)がそろ
〳〵ト入来(いりきた)り「目利(めきゝ)にちがわずどれも〳〵/能寝込(ねこむ)と見(み)へておれが/座敷(ざしき)