翻刻
/樽柿(たるねき)くさく/酔臥(ゑひふし)たる/白川(しらかわ)をつゞけさま/二番(にばん)とぼして/其次(そのつぎ)の
/腎六(じんろく)が/座敷(ざしき)へゆけば/作蔵(さくぞう)は/腎六(じんろく)の/相方夜舟(あひかたよふね)の/寢陰戸(ねいり)を/一(いち)
/番(ばん)とぼし/此上(このうへ)は/助兵衛(すけべ)が/相方作里(あひかたさくざと)を/犯(とぼさ)んと/出合(であい)がしらに/助兵衛(すけべ)
にばつたり/行合互(ゆきあひたがひ)に/無言(むごん)でうなづき/合(あい)ぐる〳〵/廻(まは)りにまんべんなく
/三人(さんにん)ながら三人の/女(をんな)をうたはし/犯(とぼし)て/廻(まは)り/夜明(よあけ)がたにはもと〳〵の/我相方(わがあひかた)
の/懐(ふところ)へ/戻(もどり)て/居(ゐ)れば/相方(あひかた)は/夢中作里白川夜舟(むちうさくざとしらかはよふね)、やがてれんじのしら
むころ/送(おく)ツて/出(いづ)る/格子(かうし)のまがき/客三人(きやくさんにん)はおかしさこらへ/何(なに)くわぬ/顏(かほ)で
/皆(みんな)があばよ
花のながめ 〔花ノ七〕