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究を目的とする市教育会並に教員組合会其他修養と研究を目的とする青年団とがある。県
立市立の中等学校及特種の学校を除いて以上公立小学校の学級数は尋常科百六十八、高等
科二十一学級、児童数一万八百九十八人で之を男女別にすれば男五千五百六十人女五千三
百三十八人而かも年々増加する児童は著しく、既設の校舎は忽ち狭隘を告げ年次校舎の増
設を行つて居る有様である。青年団は漸次良好なる発達を見るに至り殊に大正十四年開設
された青年訓練所は青年教育上至大の効果を修めつゝあり。
次に財団法人豊橋育英会は昨年十月二十六日設立許可を得将来有為の人材を養成する為
め、広く育英資金を募つて学資の関係上廃学にならんとする者に貸費補給を為し、更に進
んで右補給生及豊橋出身の学生の為に全国六大都市に寄宿舎を設置し各自の負担を減じて
向学の便を図るべく目下計画を進めてゐる。其他生活の改善を高唱し社会に貢献する所極
めて大なるものがある。其の外教育会、水練会、少年野球協会を始め幾多の教育及学術研
究会が行はれ何れも相当効果を収めてゐる。
次には宗教方面であるが豊橋市民の宗教心は果して如何に陶冶されてゐるであろうか茲
に之を具体的に述ぶる事は却々困難であるけれども比較的正しい批判力の下に自由信仰の
態度を持つてゐる様に見受けられるのは何んとなく嬉しい感じを起させる。而して現今市
内に於ける神社の数は三十六社で其の内県社が二社、郷社が三社、村社が十六社、無格社
が十五社、尚寺院は総て六十一ヶ寺之を宗派別にすると曹洞宗二十二ヶ寺、浄土宗二十ヶ
寺、顕本法華宗二ヶ寺、真言宗五ヶ寺、天台宗一ヶ寺、臨済宗三ヶ寺、真宗七ヶ寺と外に
真宗大谷派本願寺別院の一ヶ所で其他神道教会三十ヶ所、仏道教会、仝説教所十一ヶ所、
基督教会五ヶ所と云ふ状態である。然し飽海時代即ち鎌倉期以前に於ける神戸(今の豊橋
地方を云ふ)のものとしては中八町県社神明社、羽田御厨のものとしては湊町の郷社神明
社、並に薑御園のものとしては東田町の郷社神明社などが顕著なもので、尚飽海時代に創
立された神社には関屋町県社吉田神社、東八町村社八幡社、花田町郷社八幡社、岩崎町村
社日吉神社、次て岩田町村社神明社、魚町村社安海熊野神社、新銭町村社白山比咩神社、
岩崎町村社鞍掛神社の八社あり、寺院には西竺寺、妙徳寺、正琳寺等があつたけれど多く
は既に廃滅に帰し今日遺跡の残つてゐるのは独り正琳寺のみである。
又建築の最も古いものを謂へば寛文元年の建設に係る龍拈寺の鐘楼、外に延宝二年の
建築で新銭天神社の拝殿、夫れから貞亨【享の誤植】二年で神宮寺の本堂、元禄二年で龍拈寺の観音堂
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