翻刻
【右丁】
射干(やかん) ひあふぎ
#1
からす
あふぎ
#2
花薑(くはきやう)
《割書:広東新語(かんとうしんこ)》
草薑(さうきやう)
《割書:同上》
#3
一種
ほうわう
ひあふぎ
紅射干(こうやかん)
《割書:花暦百詠(くはれきひやくゑい)》
花(はな)深紅(しんこう)
色(しよく)にして紫(むらさき)
の斑(またら)あり
【左丁】
黄射干(わうやかん)
《割書:花暦百詠》
もりの
した
白ひあふき
《振り仮名:近年|きれ【ん】ねん》#4此種(このたね)出(い)つ白色に
微(すこ)し淡黄(うすき)を帯(を)ふ
#5
稀(まれ)に山中(さんちう)自生(しせい)
あり春(はる)宿根(ふるね)よ
り生(せう)す葉(は)は扇(あふき)
を開(ひらき)たるか如(ことく)蝴(こ)
蝶草(てうさう)《割書:しや|か》に似(にて)直(ちよく)
立(りつ)し粉緑色(ふんりよくしよく)又
夏月(なつ)六弁(むへら)の花(はな)
を開(ひら)く黄赤色(うすあかいろ)
にして紫(むらさき)の点(てん)あり