翻刻
【右丁】
玉簪(きよくさん) たうぎほうし てうせんぎほうし
庭際(ていさい)に栽(うゆ)葉(は)は
車前(おほはこ)に似(に)て厚(あつ)く
粉緑色(ふんりよくしよく)夏月(なつ)茎(くき)
を抽(ぬきん)して穂(ほ)をなし
五弁(いつへら)の花(はな)を開(ひら)く
形(かたち)百合(ゆり)に似(に)て白(はく)
色(しよく)に微(すこし)淡紫(うすむらさき)を
帯(を)ふ根(ね)は筋(すし)の如(こと)
くにて数条(すしやう)あり又
黄斑(うすまたら)あるものあり
【左丁】
【版心の中央】玉簪