翻刻
用意の事
○札はさみ板 長六寸 幅二寸
表書(をもてかき)やう □【梵字のयु】奉 徧礼四国(年号月日)中霊場同行二人
裏書(うらかき)やう □【梵字のयु】南無大師遍照金剛《割書:国郡|仮名》附
右のことくこしらゆる也但し文箱(ふばこ)にしてもよし
紙札調やう 奉納徧礼四国中霊場同行二人
札はさみのかけやう順(じゆん)にめくる時は字 頭(かしら)を左(ひだり)
にし逆(ぎやく)のときは右にかくるなり
紙札(かみふだ)打(うち)やうの事其所の本尊(ほんぞん)大師太神宮
鎮守(ちんじゆ)惣じて日本大小の神祇(じんぎ)天子(てんし)将軍(しやうぐん)
国主(こくしゆ)主君(しゆくん)父母(ふぼ)師長(してう)六親(ろくしん)眷族(けんそく)乃至(ないし)
法界(ほうかい)平等(べうとう)利益(りやく)と打(うつ)べし常(つね)に同行(どうぎやう)の恩得(おんとく)を
感(かん)じ宿札(やとふだ)茶札(ちやふだ)用心有べし男女 供(とも)に光明(くはうめう)真言(しんごん)
大師の宝号(ほうごう)に回向(ゑかう)し其 札所(ふだしよ)の哥(うた)三 遍(べん)よむ也
一 負俵(おひたはら)めんつう笠(かさ)杖(つへ)ござ脚半(きやはん)足半(あしなか)其外
資具(しぐ)心にまかせらるべし惣じて足半にて