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翻刻
円規相応(えんはをさうおふ)
小方の斜は
大方也大方の
斜を二に割ば
小方なり
右大円は小円の一/倍(ばい)なり小円は大円の半減(はんげん)
なり上の図下の図共に同し諸形諸角或は
紋所(もんところ)など大小/恰合(かつかう)よく増減(ぞうげん)する法みな此
図に依て考(かんか)へ知へし
《箱:十一》永銭(ゑいせん) 鐚銭(びたせん) 九六百の事
永(ゑい)といふは永楽銭(ゑいらくせん)を云/鐚(びた)といふは常(つね)に通用(つうよう)の銭也
永に対(たい)して鐚といふ鄙語(はやきことは)に鐚百貫に編笠(あみがさ)一かい
といふ永楽銭は明(みん)の成宗帝(せいそうてい)の時に鋳(い)る或説に云
日本/応永(おうゑい)十年八月二日/未刻(ひつじのこく)より大風を發(はつ)し
翌(よく)三日/巳(み)の刻に風をだやか也その日/申(さる)の刻/唐船(とうせん)
一/艘(そう)相州(さうしう)三崎浜(みさきはま)へ漂着(ひやうちやく)すその時/鎌倉(かまくら)管領(くわんりやく)
足利(あしかゞ)左兵衛/督満兼郷(かみみつかねきやう)下知して伊藤(いとう)次郎左衛門/貞次(さだつぐ)
梶原(かぢはら)能登(のとの)守(かみ)景(かげ)宗(すね)三浦(みうら)備前守(びぜんのかみ)義高(よしたか)を奉行(ぶぎやう)として
詮議(せんぎ)ありきるに悪風によりて着岸(ちやくがん)したるよし船中の