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コレクション: STAGE1

訓蒙 天然地理學 下 - 翻刻

訓蒙 天然地理學 下 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

あり、動物(どうぶつ)また夏候(かこう)の間多(あいだおほ)くの食餌(しよくじ)を貯(たくは)へて、厳(げん) 冬(とう)の間洞穴(あいだどうけつ)の中(うち)に住(す)むものあり、或(あるい)は蟄(ちつ)して死(し) するが如く春暖(しゆんだん)の候到(こういた)るに及(およ)んで再(ふたゝ)び出来(いできた)る あり、また冬日(とうじつ)といへども自若(じじやく)として、其常(そのつね)を改(あらた) めざる動物(どうぶつ)あり、    北寒帯(ほくかんたい)の動物(どうぶつ)、 此帯(このたい)の動物(どうぶつ)は、種類甚(しゆるいはなは)だ少(すくな)しといへども、各類(かくるい)の 数(かず)は他帯(たたい)に比(ひ)すれば甚(はなは)だ大(おほ)いなり、即(すなは)ち鳥(とり)の海(かい) 嶋汀渚(とうていしよ)に聚集(しやう〳〵)する事、恰(あたか)も雲(くも)の如(ごと)く霧(きり)に似(に)たり、 魚(うを)もまた群々(ぐん〳〵)相聚(あひあつま)つてホツトソン港(こう)グリーン ランド及(およ)びアイスランドの海浜(かいひん)に充剏(じうじん)すまた 白熊(はくいう)、麋(ひ)、馴鹿(じゅんろく)、麝牛(じやきう)、白狐(はくこ)、北極兎(ほつきよくと)、レムミング等(とう)の奇(き) 獣(じう)あり、また海豹(あざらし)、鯨鯢(くじら)及(およ)びメジユラの衆多(しやうた)あり、 鳥(とり)は海鷹(かいよう)、渉水鳥(せふすいてう)の二三種(にさんしゅ)、また鴎(かもめ)、鳬(かも)、鵜等(うとう)の水禽(すいきん) 衆多(しやうた)あり、    地(ち)の高度(こうど)に随(したが)ひて動物(どうぶつ)の各異(かくゐ) 海水(かいすい)の平面(へいめん)より各地(かくち)の高度(こうど)に随(したが)ひて、産(さん)する所(ところ) の動物(どうぶつ)各異(かくゐ)なり、猶山(なほやま)の高度(こうど)に随(したが)ひて、植物(しょくぶつ)の異(ゐ)