みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE6

家苦はらい - 翻刻

家苦はらい - ページ 1

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家苦(やく)はらひ 〽アヽラ うるさいな〳〵 今(こん)ばんこよひの雨風(あめかぜ)に家(いへ)くら堂社(どうしや)おしなべて町(まち)もやしきも おに瓦家根板迄(かはらやねいたまで)もさらひませう去(きよ)ねんの如くの鯰(なまづ)めが 一周忌(いつしうき)にははやて風(かぜ)八月すへの五日(いつか)はや軒(のき)なみそろふ家〻(いへ〳〵)も きのふの無事(ぶじ)はけふの苦とかはるもはやき飛鳥川(あすかがは)岡は渕瀬(ふちせ)の 大出水(おほでみづ)かぜにはおそれ入豆(いりまめ)のさて〳〵ふくは福(ふく)はうち懇なお門(かど)を ながむればそらに戸板(といた)が舞上(まひあが)り平地(ひらち)の池(いけ)となるうみに泪(なみだ)の 雨(あめ)の水(みづ)ましてながるゝ|船(ふね)や竹(たけ)いかだながいものにはまきはしら 立(たち)よるかげの大木(たいぼく)も根(ね)から折口死出(おれくちしで)の山寺(やまでら)にはかなきおり からにともやくはらひがとんで出ふくろの中へさらり〳〵                風雷散人戯述 紋【丸に三つ巴】