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コレクション: STAGE8

地震記 下 - 翻刻

地震記 下 - ページ 26

ページ: 26

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 釣船廻船市艇百餘り乗込居候処大変否皆々帰帆いたし  此節又々集り咄承候処九州辺与洲辺同断其中穏成所も  有之所により城郭なと大崩御国ゟも壱諧大乱の所も有之  之趣古今無例の大変に御座候此外事数二而難尽紙筆先あら  ましを以申留候扨今日までも山上之已家に暮し三畳敷に荷  物と御用たんすを置敷板を屋根にして雨露を凌粥を  給居申候わづか三四尺の高さにて立事も相成不申帯を結ふ  時は外に出夜分は囲の透間ゟ犬猫推参いたし昨夜も何か蒲  団の上騒しゆへ起上り見申候処大なる犬入来り扨々騒動餘は  御察し可被遣候以上   右柏島浦役一円嘉平次《割書:新町|住》書翰写 ◯甲浦諸届等覚 一寅十一月五日申刻頃大地震大汐入二而地中人家流失潰家  半潰等有之荒増注進可致候処大庄屋老共筆紙等汐に濡  届方相調不申仍而御分一役ゟ届方致し候事 一同九日郷廻役唯承使番案代召連傷所見聞に来ㇽ 一当月五日以来之大変可正事に候此上食物第一之儀二付相成丈  其用意肝要二而及渇命候者共は其所之御分一役江申出可  受作配之 十一月 間又右衛門 真辺栄三郎《割書:野根|甲浦》郷浦庄屋中 一九拾八軒居宅隠居共 一弐拾七軒納屋 〆作事へ相懸候分 一七軒半潰れ 一四拾八軒居宅 一拾三軒納屋 〆潰家 一三拾弐軒居宅隠居 一拾軒納屋 〆流失家 一男拾七人行衛不知内男四人拾四歳以下内壱人死体取来ㇽ