翻刻
岸新場川岸通り共中橋辺格別のことなく
南てんま丁ゟ崩多く同所二丁目ゟ京橋
際迄焼る西ハ南かち丁南大工町五郎兵衛丁
やける畳丁ハ火の中ニて残る所少しあり
大根河岸やけ東ハ具足丁柳丁因幡丁鈴
木常盤丁松川丁片かハやける炭丁竹かし
にてやけ止る又京橋向ハ弓丁辺所〻損し
多し銀座三十間堀ハ崩少し木挽丁築
地もそんし少なし数寄屋橋通り山下通り山
城がし土橋辺瀧山丁辺少し崩るのミなり
廿二 北角八丁堀辺ハ崩少し鉄砲前ハ崩多く
別而船松丁辺つよく《割書:二万|五千石》松平淡路守様や
ける此辺御屋敷不残いたミ多く稲荷社
別條無し霊岸嶋ハ湊丁共崩多く
南新堀半丁塩丁片かハ大川端丁と焼ケ
松平越前守様残る是ゟ小網丁通稲荷
堀酒井雅楽頭様御中屋敷辺甚左衛門
丁ゟ銀座ゆきかきから丁辺松嶋丁辺崩
多く濱丁間部川岸通り大橋きハまで
大半いたむ水野出羽守様やける