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コレクション: STAGE1

安政乙卯江戸大地震筆記 安政丙辰八月大阪大雷雨之記追加 安政三辰年七月松前辺大地震并八月大風雨記録 - 翻刻

安政乙卯江戸大地震筆記 安政丙辰八月大阪大雷雨之記追加 安政三辰年七月松前辺大地震并八月大風雨記録 - ページ 34

ページ: 34

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既二半ヲ飲尽したらんと思ふ比俄二大地震起りたるニ寄 誠之進母子一同ニ逃出たるか老母ハ心付キ火之元覚束なし 摺|鉢(ハチ)ニ而も載セ申へしとて内二立入たるヲ火之元所二あら す早〻逃給へとて外ニ押し出したる時俄ニ家倒れ 老母ハ助りたれとも誠之進ハ軒下ニ而圧死セられたり 六郎之ふしたる一間之方ハこそ葺之家なりし是も一同二 倒たるヲ一刀ヲ祓屋根ヲ切祓逃出し四方ヲ見れば 夜中なれ共天気清く晴渡り寂寥として 物音なし中暫して泣く聲叫ふ聲俄二起り 山も崩るゝ斗ニ而何ともたとふへき方なし夫ゟ誠之進 ヲ尋たれハ既二舌ヲ喰切り息絶たり夫ゟ彼是取まつろひ 帰村したりと物語し由是尤健壽か直二聞し処ニして 実説也誠二憐むへき事也     嘉永卯十一月廿九日燈下ニ記    十一月廿日附江戸御屋敷ゟ来状之内此節之    死亡人左之通  但実否ハ不詳とあり 一天台宗  弐万千五百余人  一浄土宗  三万五千七百余人 一古義真言 一万九千五百余人 一新義同  一万七千六百余人 一臨済宗  一万九千五百余人 一曹洞宗  七千六百余人 一黄檗宗  七千五百余人   一日蓮宗  九千八百余人