← 前のページ
ページ 1 / 1
次のページ →
翻刻
大阪大火
【上部に横書き】極細吟本しらべ
安政五年午二月二十五日未上刻道とん堀
太左衛門橋南つめより出火いたし西南風烈敷
芝居五ヶ所不残東ハひのうへ橋迄夫より
川北へとびこへ島の内ハ太左衛門ばし北詰より東ハ
相生ばし焼をち下大和ばし北ニて竹や町まで
三つ寺すしニてハ北かハ残り候所も是あり
夫より東北風ニ相成ひのうへより西高津
新地より長町ハ一丁めより四丁め迄夫より
坂町へん千日まへほうぜんじなんば
新地たいら一めん見せもの小や不残南ハ野がハ
迄夫よりなんバどばしへん新川へんのこらず
すもふバ九郎右衛門町不残尤なんば村飛火ニて
少々焼失いたし夜丑の刻火鎮り一同
安心いたし候誠ニ火ハ五行のつかさにして
尊き事此上なしもし是をあやまつ時ハ
世間の大難義となる事なれバ平生大切ニ
相心得そまつなきよう致度もの也
火の用心
かまど凡三万余
火入土蔵凡三十ケ所
道場凡五ケ所
本しらべ諸方しらせの為
手がミいらず