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護痘要法 - 翻刻

護痘要法 - ページ 11

ページ: 11

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白沙糖(はくさたう)を。少許(すこしばかり)加て(くはへ)て。薬(くすり)と逓互(かは?〴〵)にあたふべし。仮令(たとひ)渇(かわき) つよくとも。かならず甜瓜(まくわうり)西瓜(すいくわ)梨(なし)棗(なつめ)蜜柑(みかん)蒲萄(ぶだう)石花(ところ) 菜(てん)冷麺(ひやむぎ)冷水(ひや??)などを。一切(いつさい)禁(きん)じて与(あたふ)べからず。たゞ白粥(しらかゆ)を与(あた)ふ べし。 ○六七日 膿化(うみ)の頃(ころ)は。多(おほ)くは痒痛(かゆみ)を発(はつ)するものなり 其時(そのとき)は。傍人(かいはうにん)よく心(こころ)を付(つけ)て。搔破(かきやぶり)せぬやうにすべし。■■(よき) 症(しよう)にても。出瘡(でもの)擦破(すりやぶ)れば。其処(そのところ)より気(き)泄(もれ)て。■■(げんき)脱(だつ)し。内(ない) ■の症(しよう)を発(はつ)して。救(すくひ)がたきに至(いた)る。畏(おそれ)慎(つゝしむ)べし。若(もし)痒(かゆみ)甚(つよく) 煩(もだへ)躁(さわが)ば。赤小豆(あづき)を木綿(もめん)の嚢(ふくろ)に入(いれ)て。側(そば)より瘡上(でものゝのうへ)を徐々(そろ〳〵) と搨(うつ)べし。但(たゞし)これは。痘児(はうさうにん)の心(こゝろ)ゆかせまでにすることなり。 これにて必(かならず)痒(かゆみ)を止(とゞむ)べしと思(おも)ふ程(ほど)に。うつときは。出瘡(でもの) の頂(さき)を傷破(やぶる)に至(いた)る。戒(いましむ)へし。【「べし」か】 ○痘(でもの)潰爛(たゞ)れ。膿水(うみしる)流出(ながれいで)て。乾(かわき)かぬるものには。赤小豆(あづき)を 細末(さいまつ)にして。ふりかくべし。又(また)蕎麦粉(そばこ)もよろし。其外(そのほか)の 薬(くすり)。多(おほく)ありといへども。妄(みだり)に用(もちふ)べからず。 ○痘瘡(はうさう)に臨(のぞみ)て。妙薬奇方(めうやくきはう)といふとも。妄(めつた)に用(もちふ)べからず。 奇応丸(きおうぐわん)。救命丸(きうめいぐわん)。普通(ひとゝほりの)熊胆(くまのい)等(など)。用(もちひ)て害(がい)を招(まねく)事(こと)多(おほ)し。慎(つゝしむ)べし。 ○俗家(ぞくか)。一角(うにこうる)犀角(さいかく)を。痘疹(はうさう)の妙薬(めうやく)と云伝(いひつた)へ。寒熱(かんねつ)虚実(きよじつ) を弁(わきま)へず。一概(いちがい)に用(もちひ)て。害(がい)をなす事(こと)少(すくな)からず。二品(ふたしな)とも。 熱毒(ねつどく)劇(はなはだ)しき実証(じつしよう)には。まゝ用(もちふ)る事(こと)あれ共(ども)。虚証(きよしよう)に少(すこし)に ても用(もちふ)れば。大害(たいがい)をなす。慎(つゝしむ)べし。 ○紅毛(おらんだ)より齎来(もちきたる)。サフラン。テリヤーカの二品(ふたしな)。世俗(せぞく)