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コレクション: コレクション3

護痘要法 - 翻刻

護痘要法 - ページ 14

ページ: 14

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事(こと)なく。身体(からだ)快(こゝろよ)く。精神(せいしん)爽(さわや)かに。飲食(のみくひ)常(つね)の如(ごと)く。安眠(よくねむ)り。大(だい) 小便(せうべん)調(ととの)ひ。音声(こゑ)清■(きよく)。両目(まぶた)ひらき。手足(てあし)挙(うごかし)やすく。内(うち) 外(そと)の証(しよう)ともに穏(おだやか)ならば。天気(てんき)快晴(よくはれ)し日を見合(みあは)せて。 酒湯(さゝゆ)すべし。 酒湯(さゝゆ)の法(しかた)は。先(まづ)痘児(はうさうにん)に快食(こゝろよくくらは)しめて。熱湯(あつきゆ)一升五合 程(ほど)。 杉(すぎ)だらひに盛(もり)。其(その)中(うち)へ好酒(かきさけ)一合 計(ばかり)入(いれ)て。紅染(べにそめ)の手拭(てぬぐひ)に。 右(みぎ)の湯(ゆ)をひたし。急絞(きくしぼり)て。水気(みづけ)なきやうにして。一番(いちばん) 湯(ゆ)は。額(ひたひ)より眼胞(まぶた)両(りやうの)■両■【顎?】まで。一(いつ)へん湯気(ゆげ)にて蒸(むす) なり。直(すぐ)に臥床(ねどこ)にいれて。乳母(うば)ともに寝(ね)させ。衣被(きぬゐ)を 顔(かほ)に覆(おおひ)て。一時(ひととき)ばかり安眠(よくね)さして。微汗(すこしあせ)ばむほどなるを。 よしとす。二番湯(にばんゆ)は。此日(このひ)より三日目に。また前(さき)の如(ごと)くにし て頭(かしら)■【次か?】額(ひたひ)両(りやう)耳(みみ)項(うなじ)頭(くび)胸(むね)両手(りやうて)の指梢(ゆびさき)まで。二(に)へん程蒸(ほどむす)。 三番湯(さんばんゆ)は。また三日目に又(また)前(さき)の如くにして。頭面(かほ)惣身(そうみ) 両手(りやうて)腹背(はらせ)腰(こし)臀(しり)腿(もゝ)臁(はぎ)両■【膝の異体字か?】足心(あしのうら)まで。二(に)へんほど蒸(む)す いづれも蒸(む)して後(のち)。直(すぐ)に寝(ね)させて。和煖(あたゝか)ならしむへし。 風寒(かぜ)にあたる事(こと)をかたく禁(きん)ず。 〇 痘後(はうさうご)日数(ひかず)を経(へ)ぬといふとも。風寒(ふうかん)に感(かん)じ。或(あるひ )は飲食(のみくい)消(かい) 息(はう)。其(その)法(しかた)を得(え)ざれば。変症測(へんしょうはかり)がたし。落痂(ふたおち)より後(のち)百日の間(あひだ) 禁忌(いむこと)を謹(つゝしみ)守(まもる)事(こと)。緊要(きんえう)なり。 錦橋池田先生著国字戒草其述痘疹調護之法 可謂詳而悉矣茲撮其要約其辞為小冊子以便 検尋忝蒙 京水先生之許鏤版以広伝聊述其 概云天保辛卯孟春渋江全善