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【上段・おゝ津ゑぶし・本文】
〽ちくぜんのだざいふに。
ごちんざまします
てんまんごう。これこそあら
たなる。おんやしろ。
じんごうこうくうの ご
こんりう。あまたのうつしは
しよ〳〵にあり。なかにもかめどの
こかいてうはあまたにのほう
けんであめがふる。この
せつはおまへの
ふでの大文字が。
あまたに
よくにて
しきりに
ふりまする。又てりに平川かし天じん
がこぞいてひよりの御きたうする
【下段・火の用心見立てそうし・本文】
木を
いれて
まはり
しかけの
水くるま 素白
叙
君恩四沢(くんおんしたく)に溢(あふれ)店子(たなこ)多(おほ)く露路(ろじ)に寄(よる)
龍越清気(りうこしせいき)を楊(つけ)当番(とうはん)五町(こてう)に秀(ひいつ)とは
とんだ狂詩(きやうし)のもじくりに自身番(ししんはん)の
長役(てうやく)の居 眠(ねむり)を醒(さま)し作者の本名(ほんめう)は弁(へん)
当(とう)の燗徳利(かんとくり)と共(とし)に隠(かく)して笑(おか)し割竹(わりたけ)
サラ〳〵として猫(ねこ)の舌(した)の鈴虫(すゞむし)りん〳〵として冬(ふゆ)なから
秋(あき)に似(に)たり町内(てうない)のかざりつけは大見世(おほみせ)の
二階(にかい)にひとしく鳶(とひ)の者(もの)の懐手(ふところて)も目立(めたゝ) ぬ程(ほど)に