翻刻
【上部資料右】
おゝい〳〵をゝやさん。そのかぎこつちへかして
おくれ。 家(いへ)ぬしはびつくりはらをたて。いへ〳〵
此かぎはかされません。おふれがやかましゐ。
ようしがあるならばながやへあづけませう
。さて〳〵こまつたおゝやめと。くちこゞと。なん
ぎしごくのひとりもの。路じえ六ツぎり。
こんばんあかねば立すくみ
【上部資料左】
今(いま)の世の。はやりもの。あまたしやうばい
あるなかに。はんじやうは。りうこしや。水
でつほうのあたりどし。しぶい渋(しぶ)やも笑顔(わらいかお)
かじやは金棒(かなほふ)銭(せに)となるおけやはそこぬけ
もうけます。こまるははなしかかうしやくし
。 夜(よ)あきんど。よくに目のないざつとの坊(ほう)も
りよじがひまゆへあんまりむごいとぐちおいう
【下部右】
大(おふ)薬(や)鑵繁(くわんはん)用(やう)寺(じ)
此て寺の門せんには名物いとおほし
更科(さらしな)
〇 蕎麦(そば)長寿庵(てうじゆあん)
砂(すな)場
内田(うちだ)
〇 名酒(めいしゆ)四方(よも)
矢野(やの)
ようかん
〇 餅菓子(もちぐわし)いまさか
玉子のあつやき
【下部左】
〽そも〳〵下戸山上戸寺は
唐(とう)の張入道(てうにうよう)和尚(おせう)
伝来(でんらい)の
本尊(ほんそん)十一 面(めん)
観世音(くわんせおん)
ほさつ
御しんごんには
御そろ〳〵〳〵
のんだり
くつたり
そわか知