翻刻
「右帖」
松着いつれも先つ弥次兵衛旅宿「割書き 酒屋弥四郎」へ参折節
久野善衛門参会交代之面々加藤直衛門松本主殿
林文右衛門尾崎仁助も罷附此間ゟ小倉掛会之趣
相物語有之候ていつれも旅宿江引取
一 大坂ゟ差上り候置候目あかし三人小倉に此頃到
着致し若松や三衛門方江止宿致させ置小倉?(消す)
許儀にて唐船何とそ地方へ防寄度存小倉領
相の嶋ゟ出船し唐船に乗付沖売役之有之候
遠方にては双方取やりも難成に付今少地方
へ寄せ候様に大筒被備大勢有之内唐人聞及甚
「左帖」
恐をなし地方へ寄旨事者難成候とて漸く(一字消す)に
三里こき寄来るに付然は最早時分よしとて小
倉役人上条九郎兵衛横川佐野衛門を初かれ
是四五人頭取に而足軽三四十人召連いさば
舟七八艘に取乗穀物等運ひ乗せ移る躰に
して六月十七日子の刻頃押寄舟により唐船に
大勢乗移る三人の目明あきなひものして居る(一字消す)候所にかの
大勢捕手の者乗込けれは唐人とも大勢乗込
を見??(二文字消す)しりうろたへさわき多り有ものをなけ折
にうちかける双方たたき合う燈はきゆるくらく成捕