「会津若松市デジタルアーカイブ」公開資料を翻刻

コレクション: 諸士系譜

諸士系譜 巻之12 い之部12 - 翻刻

諸士系譜 巻之12 い之部12 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】    夫妻共に瑞雲山興徳寺に葬り    其後加藤の家をとろへ給ひ諸    士こと〳〵く離散しけれ足達    氏いよ〳〵ゆかりも絶果跡とふら    わん人もなし塚に草のみ繁り    夕の嵐夜の月ならてハとひくる    ものもあらす獨倉女のみ    忌日ことに詣てゝ拝礼怠らす    しるしにとて榎の木を手つから    植けるか今ハ大木となりぬ誠に 【左丁】     丈夫も及ふへからさる心なり今に     おゐて年毎の七月十四日彼の墓     所江みつから酒を携へ行て是を     すゝめ夕陽の影うつるをも覚へ     す主人の昔を思ひ出老のしはかれ     たるこはねにて今様をうたい■     をすゝむるこころ心に酒を古墳にそゝ     きかつハ拝しかつハ泣き名残り     惜けに家路に帰りけるとそ興     徳寺葷酒をかたく禁し山門