東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 1

商売往来画抄 - 翻刻

商売往来画抄 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

之(の)品(しな)々(〴〵)前(ぜん)後(ご )雖(いへども)_レ内(たりと)_二 《割書:いろ〳〵あとさきになることをいふなり| 》 混(こん)乱(らん)_一唯(たゞ)初( しよ )学(がく)之( の )童(わらんべ) 《割書:こんらんといふはしな〴〵の事がまじるをいふしよがくのわらんべは| 》 平(へい)生( ぜい )可(べき)_二取(とり )扱(あつかふ)_一文(もん)字(じ) 《割書:諸げいならひはじめの事をいふ| 》 迄(まで )任(まかせ)_二思(おもひ)出( いづるに)_一粗(ほゞ)令( しむる)_レ馳(はせ) 《割書:  かんがへいだしあらましをしるすをいふなり| 》 筆也(ふでをなり )抑(そも〳〵)生( うまるゝ)_二商(しやう)売(ばい) 《割書:ふでをはせるはふでにてかく事をいふ しやうばいのいへに生| 》 之(の)家(いへに)_一業(ともがら)者(は)従(より)_二幼(えう) 《割書:るゝは町家あきなひをするいへをいふ 幼稚といふは子どもの| 》 稚(ち)之(の)時(とき)_一先( まづ )手(しゆ)跡( せき )算(さん) 《割書:ときよりといふこと しゆせきさんじゆつの事はまへに| 》 術(じゆつ)執( しゆ )行(ぎやう )可(べき)_レ為(たる)_二肝(かん)要(えう)_一也(なり) 《割書:いづる執ぎやうはけいこすることをいふ かんえうとはそのこと専一といふこと也| 》

現代語訳

この品々は前後しているけれども、混乱している。ただ初学の子供が平生取り扱うべき文字まで、思い出すままに大体を書き記したものである。そもそも商売の家に生まれた者は、幼い時から、まず習字と算術の実行が肝要なのである。

英語訳

Although these various items are presented somewhat out of order and mixed up, this is merely a rough account written as things came to mind, covering the characters that beginning students and children should handle in their daily lives. Indeed, those born into merchant families must, from their early childhood, first and foremost practice calligraphy and arithmetic, as these are of vital importance.