翻刻
斬尽す其後の名もすゝきかな 芳斎
雨の花相待にしたふたより哉 与人
人の日母まらす雨降夜のよさ 東里
作らねは人のくれけりきこの花 梅子
下寺盤留置になりけり時鳥 丈麦
有まての懐持け行みそさらい 《割書:盲人》左量
七種の名は覚つゝ忘れけり 鼠恋
近道也誰か柴の折すゝき 其秀
月夜ふり梅の障子声南はに 六一
亀飼し年はいつやう秋の月 紫明
春あくや鳥屋か門の人多かり 如髪
一誠鳴くそいゝつゝ計る田螺哉 馬冷
花の宿仏の茶さへなかり亀 文雄
そまつからか花の裏そかきつはた 豊楽
極の実を一つゝ焼くと哉 一水