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翻刻
【右頁上段】
東京府師範学校教官
大橋雅彦先生編畫
《箱:小学 本朝習画帖》尋常科用全八冊●正価
金三十九銭二厘郵税六
銭●自一至四●一冊金
四銭八厘●自五至八●
一冊五銭●郵税一冊に
付二銭
高等科用全八冊正価五
拾銭郵税八銭●自一至
四●一冊六銭●自五至
八●一冊六銭五厘●郵
税一冊に付二銭
最上等和紙摺美本
小学用毛筆画帖世間其数多しと雖も多くは編成の順序
を誤り或は用筆粗雑に過き以て手本となすに足らす偶
々技術の取るへきものあれは多くは教育に経験なきも
のゝ手になり画題高尚に渉りて児童の能力に適せさる
ものゝみ大橋先生夙に之を憂ひ多年教育に従事せられ
たる経験と学識とにより師範学校生徒に授けらるゝ処
と附属小学校生徒習字の実験とに徴し且つ一般小学校の
実際を参考し猶教育諸大家の意見をも叩き再三訂正の
上編纂せられたるものなれは小学習画帖中他に比類な
きを信す乞ふ陸続御採用の栄を賜はらむことを
発行所《割書:神田区通新石町|三 番 地》 東陽堂
【右頁下段】
《箱:日本風俗史》下編
再 版
出 来
上編金八拾五銭郵税金拾弐銭●下編金壱圓七拾銭
郵税四百目二対スル小包料ヲ申受
但下編ヲ便利ノ為メ二冊二分裂セシ故製本料金拾
銭ヲ増ス
古を今に現じて燎々火を見るが如くならしむるもの風
俗史を推すべし戦争を記し政治を説き以て歴史の能事
了れりとなす勿れ歴史を修むるもの文学史の必要なる
を知る誰か知らん風俗史の最も必要なるをされば近頃
世人が風俗史の出づるを待つこと旱天に雲霓を望むが如
し弊社其気運に逼られ大方の望に副はんと欲し曩に平
出藤岡二氏の稿を得て出板せり此稿二氏が数年研鑽の
余に成り記述明細考證確実加ふるに大々多数の有益な
る挿画を弊社が独特の石版を以て彫る世人評して近来
無比の好著述とす其評揚げて当時の諸新聞雑誌にあり
以て本書の価値を知るべし本書一度世に出て直に上編
を再板しまた忽に下編を売尽し大方諸君の厚意に負
くこと少からざりしが今や下編再板成り上編三板また
将に成らんとす 後編は繙読の便利
の為め二冊に別ち訂正増補
する所あり《割書:請ふ一本を繙いて世評の欺かざ|るを知られよ》
発行所《割書:神田區通新石|町三番地》 東陽堂支店
(電話九七〇)
【左側】
臨時増刊
風俗画報 百《割書:ニ|十》六号【上部に横書き】
洪水被害録【上部に横書き】
明治廿九年
十一月一日