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コレクション: STAGE1

訓蒙天地辨 天 - 翻刻

訓蒙天地辨 天 - ページ 29

ページ: 29

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の気かわり行(ゆく)其内年中おもに行(おこなわ)るゝ気を司天在泉(してんさいせん)と名付 上下半年づゝに分(わかつ)て其気の持分(もおちぶん)とす如此(くのごとく)運(うん)と気(き)と主(しゆ)と 客(かく)とを交(まじへ)考(かんが)へ大過(たいくわ)不及(ふぎう)勝復(しやうふく)鬱発(うつはつ)を推知(おししつ)て年々の気候(きこう) を預(あらか)じめ察(さつ)すること也然共其|災変(さいへん)を知(しつ)て兼(かね)て其|備(そなへ)を設(もふ)け 風雨(ふうう)晴曇(どんせい)及(およ)び産物(さんぶつ)禾穀(くわこく)の豊凶(ほうきやう)多少をしるべきのみに あらず元来|民病(みんびやう)は其|不正(ふしやう)不順(ふじゆん)の気候(きこう)に冒(おか)し感ぜ□ て発(はつ)するなれば天地の間の気に従(したがつ)て五|臓(そう)六|腑(ふ)おの〳〵病|根(こん)の 発所(はつしよ)を知(しつ)て医療(いりやう)を加(くわ)へ又かねて其|除防(ぢよぼう)を為(なす)べきの示教(じきやう) たるものそしかれば年々時々天地の間に行(おこなわ)るゝ|気運(きうん)を測(はかり) て其|応(おう)を考(かんかへ)知ること其理なくんば有べからず考方(こうほう)のごときは其書 につゐて需(もとむ)べし又|雲気(うんき)を見ると云うは宇宙(うちう)の間の気を眺(てう) 望(ぼう)し其|分野(ふんや)にしたがつて其|応(おう)をもとめ或(あるひ)は風雨(ふうう)を知り 災変(さいへん)を占(うらな)ふ是は気(き)を望(のぞみ)見るゆへ望気(ぼうき)とも云其|術(じゆつ)は しらず風雨賦(ふううのふ)などに出る所|考(かんがへ)合べし又|賢人(けんしん)の用(もちい)られす山(さん) 林(りん)にかくれ飛竜人君(ひりやうじんくん)の徳(とく)ある人|之(や)にある時につねに其|気(き) の立升(たちのぼ)ると云こと虚実(きよじつ)はしらず諸書に多く出る処也 訓蒙天地弁 上巻終