翻刻
第五 ○日本橋ゟ南 品川宿まで
○芝西之くほ飯倉三田辺迄
日本橋南壱丁目ゟ四丁目まで左右中通り共
所々にて土蔵崩る所多し人家はさのみにあらず
白木屋黒江屋などいたまず西川岸呉服丁
がし新場通り共にいたみ少し南伝馬丁より
東西共崩つよくかち橋外南紺屋丁五郎
兵衛丁南かぢ丁南大工丁やける畳丁は火の中ニて
少しのこる大振がしまでやける東は具足町柳丁
炭丁因幡丁鈴木丁常盤丁松川町片側にて
やけてまる通りは弐丁め三丁め京橋ぎはにて焼止る
▲京橋向は銀座三十軒堀弓丁弥左衛門丁辺
木挽丁辺汐留浜御殿つきぢ一円芝口より
源助丁限東は仙台様西は久保丁限り
此内誠ニおだやかにて崩る所まれ也
尤土蔵いたみ候所は諸々に相見へ申候
此うち数寄屋がし辺少しいたむ八官丁土橋
辺いたみ少し▲霜月丁よりうら通り共いたみ
つよく柴井町壱丁やける夫三嶋丁神明丁
大いにくつれ芝神明社恙なし増上寺御山内
御別条なくあたこ下通り西之久保は少し崩る
飯倉四ツ辻いたみつよく赤羽根少しいたむ三田
本芝田丁は無事也高輪辺品川迄格別のことなし
台丁は聖坂辺まで少し崩所有但土蔵いたむ所多し