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コレクション: STAGE9

安政大地震繪 - 翻刻

安政大地震繪 - ページ 29

ページ: 29

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   地震(ぢしん)方々(ほう〴〵)人逃状(にんにけじやう)之事 一|此(この)ゆり苦労(くらう)と申|者(もの)生得(せうとく)信濃国(しなのゝくに)生須(なまづ)の荘(しやう)  揺初村(ゆりそめむら)出生(しゆつしやう)にてふ慥(たしか)なるふら附者に付荒魔ども  失人(うせにん)に相立(あいたち)異変(いへん)沙汰(さた)へ諸々(しよ〳〵)方々(ほう〴〵)にゆり出し  申候処めつほう也|火災(くわさい)の義(ぎ)は当卯十月二日夜ゟ  翌(よく)三日午の下刻迄と相定(あいさだめ)困窮(こんきう)人の義(ぎ)は難渋(なんじう)無住(むぢう)と  相きはめ只今御ほどこしとしてさつま芋三俵はしたにてたべ  申候御救之義は七ヶ所へ御建(たて)じま 御恵(おんめぐみ)に逢(あハ)目嶋(めじま)  可被下候事 一鹿島様|御法度(ごはつと)の義(ぎ)ハ申に不及お家(いへ)の八方(はつぽう)相|傾(かたむか)せ申間鋪候  若(もし)此者お臺所(だいどころ)の女中方の寝息(ねいき)を考(かんが)へ内證(ないしやう)の地震(ぢしん)致候欤  又ハゆり迯(にげ)壁落(かべおち)致候ハヽ|急度(きつと)したるかふばりの丸太を  以て早速らちあけ可申候 一|愁患(しうせう)の義ハ一蓮たく宗(しう)にて寺(てら)ハ夜中(よなか)ゆりあけ坂  道性寺(どうしやうじ)市中(しちう)まつぱたか騒動院(そうどういん)大火(たいくわ)に紛(まぎ)れ御座  なく候御|発動(はつどう)のゆりしたん宗(しう)にてハこれなく候  若(もし)物音(ものをと)がたつきひめわひより瓦(かはら)をふらし候義は  無之万一ゆりかへし等致候ハヽ|我等(われら)早速(さつそく)まがり出|要石(かなめいし)を  以(もつ)てぎうと押(をさ)へ付(つけ)野田(のでん)へ宿労(しゆくらう)さしかけ申間敷候|地震(ぢしん)の  たびゆつてむざんの如し              半性(はんてう)大地(だいち)割下(わりげ)水  造作(そうさく)ざん年        家なしまご右衛門店   鹿嶋(かしま)の神無(かみな)月二日      つぶれやお土蔵              どさくさほんくらないけんのん橋               みじめや難十郎店                 お小屋太助   世並(よなみ)直四郎(なほしらう)様